こじらせ女子

私には好きな人がいます。その人は同じアルバイトで働く佐藤君。誰に対しても優しく、本当にかっこいい。本当は好きと言う気持ちを伝えたいけれどそれが言えないまま1ヶ月の月日が経ちました。そんな時に同じ職場で働く由美に相談しましたが、それが失敗の始まりでした。
由美は自分が出来る女だと思って佐藤君にどうやったら連絡先を交換できるか、デートに持ち込めるかアドバイスをしてくれましたがそれが全部空回りでした。最終的には自分の気持ちをすぐに伝えると働きづらくなるからさらっと連絡先を聞きたかったのに、私があまりにも出来ないことに対して由美は「絵里が佐藤くんの連絡先を知りたがっているみたいだから教えてあげて。」と、上から目線で聞いていました。由美のおかげで連絡先は聞けたけれど、変な空気が流れました。由美はその後私に家庭的な女の方がいいからと恋愛のアドバイスをしてくれました。
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その後、由美は私にアドバイスをしたからと私の悩みを聞いてという事で、由美の仕事の愚痴を聞いたり、ネガティブな話を聞かされたりそれが毎日のように続き段々嫌になってきました。
それからは由美に佐藤君のことで相談はしなくなり自分から色々行動をするようになりました。そのおかげでデートへ行くようになりました。その事を由美が知ってしまい「私がいなくてもデート行けたんだ。でも、私にも行く時は言ってね。助けてあげるし、アドバイスもするから。」笑顔で言う由美。でも、その代償は由美のネガティブな話を聞かさられるからいらないと思いました。そして、その時に由美はこじらせ女子だなと思ってしまいました。
それからしばらくして私たちは付き合いましたが佐藤君は「由美には言うなよ。付き合っていることを。色々面倒なことが起こる気がするから。」と、言っていました。だけどこじらせ女子の由美のおかげで佐藤君と付き合えたので悪いことばかりではないのかなと思いました。
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